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【症例002】口の中の違和感

執筆者の写真: 丸山稔一
丸山稔一
5月28日
読了時間: 3分

更新日:6月11日



原因不明と言われた口の違和感と、不安感の変化について


長い間、口の中の違和感に悩まれていた患者様が来院されました。


病院でも検査を受けられていましたが、「特に異常は見当たりません」と言われ、不安な日々を過ごされていたそうです。


最初の頃は、

「このままずっと治らないのではないか」

という強い不安感も感じられていました。


しかし治療を重ねる中で、少しずつ身体の反応が変わっていきました。


今回で7回目の施術となります。


来院時、患者様は大きなマスク姿で元気に入室されました。

花粉症もあるようでしたが、以前のような疲れた表情はなく、目の輝きも落ち着いていました。


「かなり調子が良いです」

「仕事をしていても、以前のような疲労感がなくなりました」


そう話してくださいました。


口の中の違和感についても、

「100%ではないけれど、かなり楽になっています」

とのことでした。


⸻


施術前には、毎回必ず全身の状態を確認します。


視診では大きな乱れはありませんでしたが、触診を進めると、左上腹部から横隔膜周囲にわずかな緊張が残っていました。


また、

・右側の横隔膜

・結腸周囲

・心膜周囲

・脈管鞘

などにも、ごく軽い硬さが残っていました。


口の中の症状であっても、身体は一部分だけで働いているわけではありません。


呼吸、自律神経、内臓、頭蓋、筋膜。

それぞれが影響し合いながら身体のバランスを保っています。


今回の施術では、


・横隔膜

・右結腸周囲

・後頭下筋群

・側頭骨

・前頭骨

・顎下部

・太陽神経叢

・胸郭出口


などを、身体の反応を確認しながら穏やかに調整していきました。


強く押したり、無理に動かしたりすることはありません。


身体が「もう大丈夫」と感じられる状態を、少しずつ取り戻していくイメージです。


⸻


施術後、患者様はこんな言葉を話してくださいました。


「病院も何件か回りました。でもなかなか改善せず、やっとここまで来ることができました」


そして、


「完全によくなりたいです」


とも。


その言葉には、長い間抱えてきた不安と、それでも前を向こうとする気持ちが感じられました。


⸻


原因がはっきりしない不調は、周囲に理解されにくく、ご本人も不安になりやすいものです。


だからこそ私は、

「症状だけを見る」のではなく、

身体全体の反応や、その人が感じている不安も含めて丁寧にみていくことを大切にしています。


今回の症例でも、身体が整っていくにつれて、不安感や疲労感まで変化していきました。


改めて、

身体と自律神経、そして心の状態は深くつながっているのだと感じています。


今後も慎重に経過を確認しながら、患者様が安心して日常を送れるようサポートしていきたいと思います。


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