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【症例020】原因不明の長引く空咳
胸郭と自律神経に着目したオステオパシー症例 長期間続く空咳でお悩みの患者様 長期間、空咳が続いている患者様が来院されました これまで何度も医療機関を受診され、さまざまな検査を受けてこられましたが、特に異常は認められず、原因がはっきりしない状態が続いていました。 このような症状では、まず医療機関で適切な診断を受けることが何より大切です。 そのうえで、今回は身体の機能的な側面から評価を行いました。 身体全体のつながりを評価する 触診を進めると、左肋骨角に複数の可動性低下が認められました。 さらに、左頸椎には連続した動きの制限があり、胸郭と頸部が互いに影響し合っている状態がうかがえました。 咳は呼吸器だけの問題として捉えられがちですが、呼吸運動や自律神経、筋膜の連続性も含めて身体全体を評価することが重要だと私は考えています。 最初に行った施術 まず左肋骨角を中心に胸郭の可動性を改善する施術を行いました。 その後、頸椎を再評価すると、それまで認められていた可動性の低下は改善していました。 施術中も患者様は空咳を繰り返していましたが、頸部の可動性が回復した

丸山稔一
7 日前読了時間: 3分


【症例010】膝の痛みの奥にあった身体の緊張
2回目の施術で見えてきた、身体が整っていく流れ 67歳女性の患者様。 左膝の内側の痛みを主訴に、遠方より来院されています。 初回の施術後、「かなり楽だった」とのお話をいただいていましたが、今回は2回目の施術です。 朝一番の予約時間。 患者様は前回よりも表情が明るく、元気な様子で入室されました。 「その後いかがでしたか?」と伺うと、 「膝はほとんど痛くなくなっていました。ただ、ここ2〜3日だけ少し気になりました」 とのこと。 さらに詳しくお聞きすると、痛む場所は初回に確認していた“あの一点”であり、痛みの程度もかなり軽減しているとのことでした。 こうした変化は、身体が少しずつ新しいバランスを覚え始めている時によく見られます。 また今回は、 * 左肘の軽い痛み * 不安が強い時の胸の違和感 についてもお話しくださいました。 ⸻ 身体は「部分」ではなく、全体でつながっている 視診では、初回に見られた僧帽筋の強い緊張がかなり改善していました。 また、円背気味だった背中も自然に起き上がり、身体全体の軸が整い始めている印象です。 ただし、立位の軸線はまだやや

丸山稔一
5月28日読了時間: 3分


【症例005】足首の違和感の本当の原因
【足首の違和感】の原因は足ではなかった。頭部から始まっていた身体の連鎖 先日、40代後半の男性患者様が来院されました。 日本史の研究をされている、とても知的で穏やかな方です。 この患者様は3年前、右側の首と頭の境目の痛みを主訴に来院され、その後も定期的にメンテナンスで通われています。 今回の主訴は、 「右足首を回すと違和感がある」 というものでした。 実は以前にも同じ症状があり、その時は足部周囲の機能障害を調整することで改善していました。 しかし今回は、 「前回良くなったが、数日後にまた戻ってしまった」 とのこと。 この“戻る”という現象は、臨床ではとても重要です。 身体は時に、 「そこは本当の原因ではありませんよ」 と教えてくれることがあります。 そこで今回は、より慎重に全身を評価していきました。 視診では、上腹部がやや前に出ている印象がありました。 さらに検査を進めると、 * 右膝の押圧時の抵抗感 * 右大腿部のわずかな筋膜の硬さ * 回盲部や右結腸周辺の緊張 * 右胸郭と肋軟骨の硬さ * 右頚椎の機能障害 などが見えてきました。...

丸山稔一
5月28日読了時間: 3分
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