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【症例028】20年続いた首こりと背中の痛み
―症状を追わず、まず身体の「解放」を考える― 20年以上続いていた首こりと背中の痛み 女性が、長年続いている首のこりと背中の痛みを訴えて来院されました。 パソコンを使う時間が長く、特に仕事をしていると首や背中のつらさを感じるとのことでした。 症状は20年以上前からあり、ここ数年でさらに気になるようになっていました。 また、左の骨盤周辺にはピンポイントの痛みがあり、正座をすると左膝の後ろにも痛みを感じるというお話でした。 お話を伺っていると、身体の症状だけではなく、どこか元気がないようにも感じました。 私はこの時、首のこりだけを施術して終わる症例ではないのではないか、と考えました。 まず必要なのは、身体全体に長年積み重なっている緊張を少しずつ解放していくこと。 初回の施術では、そこを第一のテーマにしました。 首がつらいのに、首の筋肉はそれほど硬くない 座位で身体を確認すると、首や肩の筋肉は、患者様が訴えているほど強く緊張しているわけではありませんでした。 一方、腰部では左側の腸肋筋に明らかな緊張があり、筋腹が膨らんでいるように触知されました。...

丸山稔一
9月17日読了時間: 7分


【症例024】朝起きると首が痛い…
原因は首だけではありませんでした|全身を評価するオステオパシーの考え方 40代男性の患者様です。 定期的なメンテナンスで来院されている方ですが、今回は「朝起きた時だけ首が痛い」という症状を相談されました。 「起きてしばらくすると痛みはなくなるんです。」 さらに、右腰にも時々違和感があり、椅子に座る時に痛みを感じるとのことでした。 このような症状では、首だけを診ればよいとは限りません。 オステオパシーでは、身体全体のバランスを評価しながら原因を探していきます。 首の検査だけでは説明できない違和感 首の動きを確認すると、左右とも可動域が低下していましたが、特に左側への側屈と回旋が制限されていました。 一方で、僧帽筋や第一肋骨には大きな問題は見られません。 骨盤にはわずかな動きの低下があり、立位での評価では骨盤だけでは説明できない反応も認められました。 さらに全身を触診すると、 * 左足部 * 胸郭下部 * 頸部周囲 に共通した機能障害が確認できました。 ここで私は、「首だけが原因ではない」と考えました。 身体は一つにつながっている...

丸山稔一
8月10日読了時間: 3分


【症例022】20年以上続く太ももの違和感と側弯症|「少し良くなった」が教えてくれたこと
「少し良くなった。」その言葉が教えてくれたこと 前回、20年以上続く太ももの違和感や側弯による姿勢の崩れ、歩行時の不安定感を抱えた60代女性が、2回目の施術に来院されました。 入室された時の印象は、前回より歩行は安定しているものの、まだ表情には十分な活力が戻っていないように感じました。 まずは施術の前に、前回の変化を丁寧に確認することから始めました。 「その後、お身体の調子はいかがですか?」 患者様は、 「太ももの感じは少し良くなりました。ただ、まだ違和感があります。腰の張りも気になります。」 とお話しくださいました。 さらに、 「身体のバランスは少し良くなったように思います。」 というお言葉もいただきました。 慢性的な症状では、「少し良くなった」という変化は決して小さなものではありません。身体が新しい状態を受け入れ始めている可能性があるからです。 改めて全身を評価する 2回目の施術では、前回の変化が維持されているかを確認し、新たな問題があれば治療方針を修正することを目的に評価を行いました。 背中を触診すると、前回強く緊張していた左腰部の筋肉の膨

丸山稔一
7月24日読了時間: 4分


【症例021】小学2年生の右膝の痛み
小学2年生の女の子が右膝の痛みで来院。
膝だけを見るのではなく、足首・腓骨・下肢全体の動きから身体のつながりを評価しました。
小さな身体だからこそ、やさしく丁寧に。
臨床では「原因を探す」より「身体の声を聴く」ことを大切にしています。

丸山稔一
7月14日読了時間: 4分
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