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【症例008】腰と肋骨の痛み
【総合診療医との交流】腰と肋骨周囲の痛みから見えた「全身のつながり」 一昨日、以前診させていただいた総合診療医の先生からお電話をいただきました。 「腰が痛くて、なんとか診てもらえませんか」 予約はすでに埋まっていましたが、以前、家内がお世話になった際にとても親切に対応してくださった先生でもありましたので、日曜日の夜に対応することにしました。 来院された先生は、少し眉間に皺を寄せ、とてもつらそうな表情をされていました。 お話を伺うと、約2ヶ月前から腰の上部から肋骨周囲にかけて、嫌な違和感と痛みが続いているとのことでした。 ご自身でもヨガなどを試されたそうですが、かえって悪化してしまったとのこと。 もちろん医療機関で検査も受けており、「特に異常はない」と言われていました。 ⸻ まず座った状態で身体を確認していくと、左側の脊柱周囲、特に腸肋筋の緊張が強く見られました。 さらに身体全体を評価していくと、 * 左脚の筋膜の緊張 * 横隔膜の硬さ * 左腎周囲の制限 * 左肋骨角の硬さ * 心膜周囲の緊張 * 頭蓋、特に左側頭骨・前頭骨の制限...

丸山稔一
5月28日読了時間: 3分


【症例007】やっと朝まで眠れました
慢性的な痛みと不眠、施術への恐怖を抱えた50代女性のケース 50代女性の患者様。 主訴は「眠れないこと」でした。 その他にも、 ・左鼠径部の痛み ・頸の痛み ・肩の強いこり ・腰痛 ・右大腿部の痛み など、全身に慢性的な痛みを抱えておられました。 症状は10年以上続いており、 これまで数多くの病院や整体、施術院を回ってこられたそうです。 過去には強い矯正を行う整体で症状が悪化。 「もう二度とバキバキする治療は受けたくない」 と思っていたにも関わらず、 最近通っていた整体でも頸や骨盤を強く矯正され、 それ以降、身体だけでなく“治療そのもの”への恐怖心が強くなっていました。 不眠が続き、心療内科で鬱状態と言われた経験もありましたが、 「睡眠導入剤だけは飲みたくない」 というお気持ちを強く持たれていました。 初診時は、下を向いたまま小さな声で話され、 とても緊張されている印象でした。 私はまず、 「無理な治療はしません」 「痛いところを一つずつ追いかける治療もしません」 とお伝えしました。 そして、 “まず少しでも眠れるようになること” を最優先に施術

丸山稔一
5月28日読了時間: 4分


【症例006】横隔膜が入らない腰痛
腰痛の奥に見えた自律神経の緊張 本日は40代半ばの男性が来院されました。 主訴は腰痛。 その他にも、 * 時々起こる頭痛 * 頻尿 * 左足の第2・3趾の違和感 * 左手指の違和感 など、複数の症状を抱えておられました。 一見すると穏やかで、おっとりした印象の方です。 しかし身体を診ていくと、表面的な印象とは異なる「深い緊張」が見えてきました。 ⸻ まずは立位で全体を確認します。 水平面・冠状面では大きな崩れはありません。 前屈・後屈も年齢相応で、大きな可動域制限はみられませんでした。 仕事はデスクワーク中心とのことですが、一日中座り続けるわけではないようです。 その後、座位で脊柱を確認すると、腰椎L3〜L4周辺に問題を感じました。 さらに仰臥位で下肢の筋膜の緊張を確認すると、左側に強い抵抗感があります。 下肢を持ち上げ、身体全体のつながりを追っていくと、左胸郭付近に支点がある印象を受けました。 ⸻ ここから内臓や自律神経系の評価に入ります。 ところが、お腹全体が非常に硬い。 こちらの手が「入っていかない」感覚があります。 単なる筋肉の硬さという

丸山稔一
5月28日読了時間: 3分
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