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【症例011】三叉神経痛のその後
久しぶりの再会 以前、三叉神経痛で来院されていた患者様が久しぶりに来院されました。 きっかけは奥様からの勧めでした。 奥様は以前、止まらない咳と尿漏れのお悩みで来院された際、 「主人はその後、痛み止めを全く飲まなくなりました。本当に喜んでいます。」 と報告してくださいました。 私自身、この患者様の症例は非常に印象深く、多くの学びを与えていただいたケースでした。 そのため、 「お時間が取れたら一度お顔を見せてください」 とお伝えしていました。 今回、その約束を果たすように元気な姿を見せてくださいました。 現在の状態について お話を伺うと、 「前回の治療後から徐々に改善し、以前の生活に戻ることができました」 とのことでした。 また、痛み止めも飲まなくなり、日常生活に大きな支障なく過ごされているそうです。 ただ、最近の台風の時に左眼の奥が一瞬ピリッとした感覚があったとのこと。 強い痛みではなく、短時間で消失したそうですが、ご本人としては少し気になったようです。 三叉神経痛を経験された方にとっては、わずかな違和感でも不安につながることがあります。...

丸山稔一
6月10日読了時間: 3分


【症例010】膝の痛みの奥にあった身体の緊張
2回目の施術で見えてきた、身体が整っていく流れ 67歳女性の患者様。 左膝の内側の痛みを主訴に、遠方より来院されています。 初回の施術後、「かなり楽だった」とのお話をいただいていましたが、今回は2回目の施術です。 朝一番の予約時間。 患者様は前回よりも表情が明るく、元気な様子で入室されました。 「その後いかがでしたか?」と伺うと、 「膝はほとんど痛くなくなっていました。ただ、ここ2〜3日だけ少し気になりました」 とのこと。 さらに詳しくお聞きすると、痛む場所は初回に確認していた“あの一点”であり、痛みの程度もかなり軽減しているとのことでした。 こうした変化は、身体が少しずつ新しいバランスを覚え始めている時によく見られます。 また今回は、 * 左肘の軽い痛み * 不安が強い時の胸の違和感 についてもお話しくださいました。 ⸻ 身体は「部分」ではなく、全体でつながっている 視診では、初回に見られた僧帽筋の強い緊張がかなり改善していました。 また、円背気味だった背中も自然に起き上がり、身体全体の軸が整い始めている印象です。 ただし、立位の軸線はまだやや

丸山稔一
5月28日読了時間: 3分


【症例009】緑内障と側弯症
“目だけを見ない”というオステオパシーの視点 本日、緑内障でお悩みの患者様からお問い合わせをいただきました。 50代女性の方で、病院で継続的に治療を受けているものの、不安が続いているとのことでした。 お話を伺う中で、とても印象的だったのが、 「11歳の頃から突発性側弯症がある」という背景でした。 緑内障というと、“目の病気”という印象が強いかもしれません。 もちろん眼科での治療は非常に重要ですし、点眼や定期検査は欠かせません。 その上で、オステオパシーでは 「なぜ視神経に負担がかかりやすい状態になっているのか」 という身体全体のつながりを考えていきます。 特に今回のように、長年の側弯症がある場合は、 * 胸郭のねじれ * 横隔膜の左右差 * 頸部や頭蓋への緊張 * 静脈やリンパの循環 などが、長い年月をかけて身体に影響している可能性があります。 緑内障に対して、オステオパシーで「治る」と断定することはできません。 しかし、 * 呼吸のしやすさ * 頭頸部の循環 * 自律神経の緊張 * 視神経周囲への負担 こうした部分を丁寧に整えることで、...

丸山稔一
5月28日読了時間: 2分


【症例005】足首の違和感の本当の原因
【足首の違和感】の原因は足ではなかった。頭部から始まっていた身体の連鎖 先日、40代後半の男性患者様が来院されました。 日本史の研究をされている、とても知的で穏やかな方です。 この患者様は3年前、右側の首と頭の境目の痛みを主訴に来院され、その後も定期的にメンテナンスで通われています。 今回の主訴は、 「右足首を回すと違和感がある」 というものでした。 実は以前にも同じ症状があり、その時は足部周囲の機能障害を調整することで改善していました。 しかし今回は、 「前回良くなったが、数日後にまた戻ってしまった」 とのこと。 この“戻る”という現象は、臨床ではとても重要です。 身体は時に、 「そこは本当の原因ではありませんよ」 と教えてくれることがあります。 そこで今回は、より慎重に全身を評価していきました。 視診では、上腹部がやや前に出ている印象がありました。 さらに検査を進めると、 * 右膝の押圧時の抵抗感 * 右大腿部のわずかな筋膜の硬さ * 回盲部や右結腸周辺の緊張 * 右胸郭と肋軟骨の硬さ * 右頚椎の機能障害 などが見えてきました。...

丸山稔一
5月28日読了時間: 3分
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