[症例009]【緑内障と側弯症】“目だけを見ない”というオステオパシーの視点
- 丸山稔一

- 1 日前
- 読了時間: 2分
本日、緑内障でお悩みの患者様からお問い合わせをいただきました。
50代女性の方で、病院で継続的に治療を受けているものの、不安が続いているとのことでした。
お話を伺う中で、とても印象的だったのが、
「11歳の頃から突発性側弯症がある」という背景でした。
緑内障というと、“目の病気”という印象が強いかもしれません。
もちろん眼科での治療は非常に重要ですし、点眼や定期検査は欠かせません。
その上で、オステオパシーでは
「なぜ視神経に負担がかかりやすい状態になっているのか」
という身体全体のつながりを考えていきます。
特に今回のように、長年の側弯症がある場合は、
* 胸郭のねじれ
* 横隔膜の左右差
* 頸部や頭蓋への緊張
* 静脈やリンパの循環
などが、長い年月をかけて身体に影響している可能性があります。
緑内障に対して、オステオパシーで「治る」と断定することはできません。
しかし、
* 呼吸のしやすさ
* 頭頸部の循環
* 自律神経の緊張
* 視神経周囲への負担
こうした部分を丁寧に整えることで、
身体が少しでも楽に働ける状態を目指すことはできるかもしれません。
また、この症例で特に大切だと感じているのは、
「攻めすぎないこと」です。
眼球そのものに強い刺激を加えたり、
頸部を急激に調整したりするのではなく、
“身体全体の流れを静かに整えていく”
その姿勢が重要だと考えています。
長く臨床を続けていますが、
こうした症例に出会うたびに感じるのは、
「局所だけを見ていては、本当の意味で身体は理解できない」
ということです。
目の症状であっても、
呼吸や姿勢、胸郭、そして長年の身体の適応が深く関係していることがあります。
患者様に安心して施術を受けていただけるよう、
まずは安全性を最優先に、慎重に身体の反応をみながら進めていきたいと思います。
また経過をご報告できればと思います。



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